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2025年4月3日
あなたが出資している不動産クラウドファンディングの『劣後出資率』は何%?投資家が負うリスクについて解説しました。|T’s Blog(ティーズブログ)
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当記事をご覧いただき、ありがとうございます。不動産クラウドファンディング『T’s Funding』を運営しているタマキホーム株式会社です。 不動産クラウドファンディング『T's Funding』を運営しているタマキホーム株式会社では、投資をするにあたって知っておくべき知識・情報を配信しております。 皆様が正しく投資のリスク・リターンをはじめとした詳細な知識を持てるよう願っております。

今回のテーマは不動産クラウドファンディングの『劣後出資率』についてです!

まず、皆様は『優先劣後構造』という言葉をご存じでしょうか??


すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、実際に予定通りに運用された『T’s Funding T-20号ファンド』を例に、万が一損失が起こった場合のシミュレーションをご用意いたしましたので、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。



そもそも『優先劣後構造』とは?

不動産クラウドファンディングについてお調べになった際、「優先劣後構造により損失が発生した場合には事業者が負担するため、皆様の元本は一定の金額まで毀損しません」といった説明を目にされたことがあるかと思います。


まとめると、「損失が発生したときに、優先出資者(一般の出資者様)の元本より先に、劣後出資者(事業者)が損失を負担する仕組み」のことをいいます。


つまり、「劣後出資」の割合が高ければ高いほど、大きな損失が発生しても優先出資の出資金に影響が出ない確率が上がるということですね。


そのため、不動産クラウドファンディングの出資リスクを検討する上で、劣後出資の割合はとても重要な指標となります。


起こり得る「損失」の具体的な例としては、賃貸中住戸の退去が発生してしまい収益が上がらない、予期しない修繕が発生する、予定より低い金額でしか売却ができないなど、様々なものがあります。


では、損失が発生した場合、どのような流れでお金が減っていくのでしょうか。

もちろん、運用を行う私たち事業者としては、そのような事態は極力避けたいものです。しかしながら、どうしても予期しない損失が発生する状況も想定されます。


※元本が保証されている旨や、利回りが確定しているかのような表現を使って投資商品に勧誘することは禁止されております。



実際に運用された『T’s Funding T-20号ファンド』のシミュレーションを例に、損失が発生したときにどのような資金の動きになるのか、解説をさせていただきます!


(引用:『T’s Funding T-20号ファンド』分配シミュレーション)


『T’s Funding』では、会員様に対して、出資お申込期間前に出資金の内訳や収支の予想を『分配シミュレーション』としてまとめて公開をしております。


『T’s Funding T-20号ファンド』の場合、優先出資額は2,400万円で優先出資割合は57.14%、劣後出資額は1,800万円で劣後出資率が42.86%となります。


また、こちらとは別に、運用中に得た収益(=分配金)があります。


『T’s Funding』のファンドは全て、損失が発生した場合、以下の流れで資金が減っていきます(2025年3月28日時点)。

 ①劣後出資分の分配金:267,110円

 ②優先出資分の分配金:554,320円

 ③劣後出資の出資金:24,000,000円

 ④優先出資の出資金:18,000,000円

 ※金額は『T’s Funding T-20号ファンド』の場合


運用期間中に得た利益を全て使い果たしてから、出資金が使われ始めるということですね。


『T’s Funding』では、当初のシミュレーションより、①劣後出資分の分配金の267,110円よりも多く費用が掛かったり収益が減ってしまった場合、②の優先出資分の分配金に影響が出始め、全ての分配金を使い果たしてもさらに損失が出た場合には、劣後出資の出資金である24,000,000円までは事業者が負担し、それ以上の損失が発生した場合は、投資家様の出資元本(優先出資の出資金)に影響が出始めます。


とはいえ、適切に運用すれば、比較的安定した収益を得られると一般的にはいわれているのが不動産という投資商品です。

※『T’s Funding』は2025年1月15日時点では『T’s Funding T-20号ファンド』も含め、②優先出資分の分配金が予定分配率を下回った実績はございません。


投資というのは放っておけばお金が増える夢のようなサービスではありません。様々なリスクを負い、その上で適切に運用をすることで初めて収益を得ることができるものになります。


このような情報発信をするのは、商品を提供する側としては心苦しい限りですが、投資には常にリスクが伴います。詳細な説明を避け、安定や収益のみを強調する商品には、くれぐれもご注意ください。投資に関する知識を十分に身に着け、慎重にご判断いただいた上で、ご出資いただきたいと思います。


その上で『T’s Funding』を信頼して出資をしていただけるよう、当ブログでの発信、ファンドの運用前のシミュレーション、運用中の期中報告等の情報開示は透明性高く行っていきたいと思っております。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


不動産クラウドファンディング『T's Funding』を運営しているタマキホーム株式会社は投資家の皆様に不動産クラウドファンディングのリスクをしっかり理解した上で出資判断をしていただくように活動しております。 その上で弊社サービス『T’s Funding』をご利用いただけますと幸いです。 


【1分でわかる】不動産投資クラウドファンディング『 T's Funding 』とは

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